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キャリア教育プログラム「Bridge」

PBL(Project Based Learning)の考え方をベースにした1週間〜2週間のプログラムで、プロジェクトマネジメント力を養います。
自分達でプロジェクトを企画・運営していくことで、プロジェクト完遂までに起こる様々な課題を自ら発見し、解決していきます。
プロジェクトは行政施設や企業と連携した地域社会を舞台とするもの。社会で働くことに近い経験をしていくことで、成長しながら社会での働く力をつけていきます。

プログラムの中には必要だと思われる知識を身につける研修も組み込まれています。
研修後に実際にその知識を使って実行していきますが、得た知識だけでは実行するときの答えが出ないことも多く、自分達で考えて行動したときの失敗から学ぶという経験も起こります。またチームで動くことで、会社内のチームで働くことの疑似体験ができます。

PBL型の学びを定着させるためにPDCAサイクルを回す場面も作っています。螺旋的な学びを重ねていくことで、気づくことや学ぶことが深くなります。
振り返りの時間を十分にとることも特徴のひとつ。出来事をより自分の中に落とし込み、メタ的な視点から物事を見られるように促します。
もう一つの特徴は、過去にプログラムに参加した学生がメンターとして関わることです。ななめの関係としてのアドバイスは、学生の気づきや学びを促していきます。

Bridgeインターンの様子をブログにまとめていますので、あわせてご確認ください。

プログラムの背景

今、インターンシップとして実施されているものの多くは、職場体験の意味合いが強いものがほとんど。そのようなインターンシップで学生が働くイメージを持てるようになること、実際の企業の中に一時的に身を置くことは、貴重な体験であるに違いありません。

しかし、「就職にすること」のイメージは持てるかもしれませんが、社会に出て本当に必要なのは「就職後に働いていく力」であるとわたしたちは考えます。

いかに自分らしく働いていけるのか、問題に直面した時に自ら乗り越えていけるのか、自分で道を選んで進んでいけるのか、周囲とのコミュニケーションの中で成長していけるのか。本質の力を経験から学ぶプログラムです。

学生と社会と地域をつなぐ​

大学生は大学で専門的な知識を学んでいます。
自分で学んでいるその得意なこと(専門的な知識)は、うまくマッチングすると、社会や地域の問題解決や地域を動かす力となります。学生としても、社会で活躍することによって、その経験の中で自らの力を磨いて成長していくことができます。社会人経験のない学生ですが、社会に出たときにそれぞれが十分活躍できるポテンシャルを持っている学生も多く見受けられます。

「学生の得意なこと」×「地域の活動の場」をコーディネイターの視点から掛け合わせていくことで、双方が新しく楽しい関係を構築していき、その先の未来を一緒に作ることを自然と担っていきます。

就活のその先へ:社会人基礎力を引き上げる​

経済産業省が提唱する「社会人基礎力」。
社会人として大きく3つ能力が企業や社会に求められているとされています。ひとつは「前に踏み出す力(アクション)」。もうひとつは「考え抜く力(シンキング)」、最後に「チームで働く力(チームワーク)」です。

そのどれもが社会人になって突然身に就くものではありません。もともと、各個人に備わっている能力ではありますが、個人の得意・不得意であったり、育ったり、学んできた環境で個人の差が出てきます。

この社会人基礎力はBridgeプログラムを経験することで、自然と社会人基礎力が全体的に引き上げられていくことを、今までプログラムに参加した学生自身が感じていることがうかがえます。成長している実感を持ってプログラムを修了している学生が多数います。