2018年11月16日、シンポジウム「文化芸術による社会包摂は可能か? 芸術と医療・福祉の対話と越境」を開催いたします。(2018.10.31)
こととふラボが特定非営利活動法人まえばしプロジェクトより運営委託を受けているシンポジウム、「文化芸術による社会包摂は可能か? 芸術と医療・福祉の対話と越境」を2018年11月16日(金)に群馬県前橋市にある清水の会特別養護老人ホームえいめいにて開催いたします。
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<開催趣旨>
文化芸術基本法に社会包摂の理念が明記されましたが、実際は障害者・高齢者等の芸術活動の支援・振興はスタートラインに立ったばかりです。
現在障害をもつ方々を中心に、今までアートから遠かった方々と協働する芸術活動は随分と増えてはいます。
しかしながら、それらはばらばらな実践はあるものの、その出来事を省察・評価し、これらに横串を通す理念形成、特に医療・福祉ではあたりまえになっている全体を俯瞰する「ガイドライン」的な指針がないことに気づきます。
アートを中心にして、みんなが地域で幸せに暮らすシステムづくりや、そのためのガイドライン作成を目指すべきだと考えました。
大きくなりすぎた世界の中で、ばらばらになったシステムを調整・統合しながら地域で幸せに暮らすためには、アートの機能を「生きるための身体技法」としてとらえ、創造的で持続可能な共生社会の基盤になるべきと考えたのです。
「文化芸術による社会包摂は本当に可能なのだろうか?」
このシンポジウムは、「社会包摂」というキーワードで今まで分断されてきた芸術と医療・福祉の架橋/越境を試みます。このシンポジウムがまた新たなフェーズを持つ議論のスタートになることを期待しています。
日にち:11月16日(金)
場所:前橋市 清水の会特別養護老人ホームえいめい
<プログラム>
14:00〜14:20 受付
14:20〜14:30 挨拶・説明
14:30〜15:30 川口淳一ワークショップ(於特別養護老人ホームえいめい) ※限定公開 ※ご希望の方はお問い合わせをお願いします
16:10〜16:30 シンポジウム受付
16:30〜17:45
<シンポジウム>
趣旨説明「文化芸術による社会包摂ガイドライン作成の経過報告」
茂木一司(群馬大学教育学部教授)
木村祐子(社会福祉法人清水の会えいめい)
小田久美子(アートコーディネーター)
<登壇者>
○吉岡洋(京都大学こころの未来研究センター特定教授)
○柳澤理子(愛知県立大学看護学部教授)
○川口淳一(特定医療法人社団同樹会 結城病院リハビリテーション部作業療法科科長)
17:45〜18:30 討論・まとめ
<お申し込み>
メール・FAX・Peatixのいずれかでお申込みください。
①メール:maebashi.project@gmail.com
②FAX:027(290)2558
社会福祉法人清水の会 えいめい 木村祐子宛
メール、FAXとも、下記の内容をお知らせください。
【お名前・ご連絡先(電話/メールアドレス)ご職業(所属)・交通手段・参加動機】
③Peatix:https://syakaihosetu.peatix.com/view
*締切:11/9(金)必着
*参加無料です。
平成30(2018)年度文化庁と群馬大学との共同研究ワークショップ&シンポジウム
文化庁と大学・研究機関等との共同研究事業
「文化芸術による社会包摂型度の評価手法・ガイドライン(エビデンス・プロジェクト評価)の構築」